新しい大阪土産のブランド開発プロジェクト

大阪で約80年の歴史を持つベーカリーブランド「クックハウス」では、新たな収益源の確保のため、アセットの棚卸しを実施し、「大阪で長年親しまれてきたパン」を“大阪のソウルフード”として再定義。加えて、フラッグシップ商品「ミルクパン」のオケージョンを、「日常食」から「特別食」へと拡張し、新商品「おかんパン」として新たに開発・販売した。このおかんパンには、焼印やパッケージに“大阪のおかん”のモチーフを表現し、共感と話題性を同時に創出。“大阪土産といえば豚まん”という既成概念に挑み、“あえて地元で愛されるパンを選ぶ”という新たな選択肢を生み出した。
店舗再訪を促す導線も整備し、新たな売上の柱として機能。発売直後から多数のメディアに取り上げられ、大阪を訪れたセレブリティの投稿も相次ぎ、開店前から行列ができるなど大きな反響を呼んだ。また、大阪万博での販売も決定し、発売以来、売り切れが続出する人気商品となっている。本プロジェクトでは、コンセプト開発からクリエイティブディレクションまでを担当した。