「無駄な配送」への異議の声を世の中から創る

株式会社ロックは、事業用梱包機械の開発・生産を手がける企業であり、配送用段ボールのテープを薄く貼れる新型機械を開発。主な納入先はEC事業者や大手通販会社だったが、効率化ニーズがある一方で、機械スイッチングへの心理的ハードルが高かった。
そこで、社会課題である「物流2024年問題」と梱包を結びつけ、小さな商品にもかかわらず大きな箱に詰め、不在時にはポスト投函もできない過剰な梱包を「ぶかぶか梱包」と命名。その減少を提案する「ぶかぶか梱包をやめようプロジェクト」を発足した。
商品サイズに合わせた「ぴったり梱包」の推進により、輸送効率向上や再配達削減を目指す活動を展開。この取り組みはメディア露出の増加を後押しし、賛同者を拡大。結果として、新型機械の納入促進と物流問題の解決に挑んだ。